2018年3月5日号

◇決算分析◇

2017年4~12月期決算概況(3)
(第二地銀)
連結ベースの純利益は221億円、15.6%の減益
もみじ銀行、実質業務純益が48億円、87.7%増


 第二地方銀行で連結決算を発表している30社・行の2017年4~12月期は、経常収益の合計が8,598億円で前年同期比129億円(▲1.4%)減少。経常利益は1,629億円で同99億円(▲5.7%)減、四半期純利益は1,192億円で221億円(▲15.6%)減の「減収・減益」決算となった。
 四半期純利益が大きく減少した理由は、トモニHDが前年同期に大正銀との経営統合により計上した、「負ののれん発生益」が剥落したことが主因。同社を除けば、81億円(▲6.9%)の減益となる。18年3月期通期目標(1,184億円)に対する進捗率は、目標を公表していない東京スター銀を除くと93.4%だった。8社・行が100%を超えた一方、福島銀は26.4%にとどまる。同行は当初目標の11億8,000万円を6億7,000万円に下方修正した。
 個別に前年同期の実績と比較すると、経常収益は9社・行で増加。経常利益は11社・行、四半期純利益は10社・行がそれぞれ増加。その結果、増収増益は5行で前年比1行減、増収減益は4社・行で同1行減、減収増益は5行で同2行増、減収減益は16社・行と前年と同数だった(グラフ1)。






決算説明会報告
(2017年9月中間期)(3)
京都銀行、山陰合同銀行、ほくほくフィナンシャルグループ、
十六銀行、百五銀行、北国銀行
資金運用収益の内訳・構成比
(全国銀行 2017年9月中間期)(3)
資金運用収益の115行合計は2,069億円、4.2%減少
中国銀行の貸出金利息、増加率11.2%でトップ

◇経営情報◇

株主優待・優遇制度の状況
(全国銀行 2018年2月
調査)
実施機関数は前回(2017年2月)調査比▲5機関
円定期上乗せ幅、大垣共立銀行など+0.50%が最高
金融機関店舗の開設・廃止状況 (2018年1月)

◇保険情報◇

第172回『ヒトの輪』 非上場企業とコーポレートガバナンス
実践コーポレートガバナンス研究会
門多丈代表理事
保険窓販情報 愛知銀行、りそな銀行・埼玉りそな銀行・近畿大阪銀行、
阿波銀行、トマト銀行、中栄信用金庫、
FWD富士生命保険

展 望

「仮想通貨幻想論」と国際通貨

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