月刊金融ジャーナル（雑誌）の最新号 | 金融ジャーナル│日本金融通信社

月刊金融ジャーナル2025.6

月刊金融ジャーナル2025.6

『顔』
グラムコ　山田敦郎　代表取締役会長

『サステナブルチャレンジ』
行員が地元の温泉をサイトで紹介
【スルガ銀行】

定期購読料金（年13冊・金融マップ含む）	年間13,200円（税込み、送料込）
単号１冊	1,100円（税込み、送料別・1冊：100円）

第I特集　ブランド強化認知と顧客拡大

ブランドと聞くと「ロゴ」や「イメージキャラクター」を連想しがちだが、いまやブランド戦略は、顧客との共感を育み、社員のエンゲージメントを高めるための、企業の最重要課題の1つとなっている。事業体として、社会に提供したい価値、コンセプトを体系化し、社内外に発信する行為であり、“パーパス”を象徴したものとしても機能する。
金融業界は、商品の差別化が難しく、知名度に依存したビジネスが長く続いてきた。しかし、金利上昇やネットサービスの普及により環境は大きく変化し、いかに独自のブランドを構築し、顧客や社員の気持ちを引き付けられるかが、競争優位性に大きく作用する時代を迎えている。
顧客、環境など、聞き心地の良い言葉だけに頼らず、企業として目指す方向性をどうすれば訴求できるのか。認知と顧客拡大に向けた、金融機関のブランド強化の手法に迫りたい。

令和ブランド事情最前線 Interview
宣伝会議谷口優取締役に聞く
「模倣できない価値、圧倒的な強みに」 【編集部】
ブランディングとは
「関心がない人」を新顧客にする
【早稲田大学ビジネススクール澁谷覚】
地域金融機関×“刺さる” Interview
ヴァリューズ横井涼マネージャーに聞く
「地銀が“純粋想起”を獲得するには」 【編集部】
Z世代×“刺さる” Interview
マイナビ降旗靖夫編集長に聞く
「“手触り感”あるストーリー共創せよ」
事例紹介：カベウ【編集部】
個人投資家×“刺さる”
「記事から株が買える」が起爆剤
事例紹介：日興フロッギー【編集部】

第II特集　農業の魅力

食料・農業・農村基本法が約25年ぶりに改正され、農業を取り巻く環境が大きく変わろうとしている。農業従事者の高齢化や、低い食料自給率といった課題に直面するなか、今後は、スマート農業を活用し、食との農の持続性確保を目指すことになる。
この基本法の改正を契機に、地域金融機関に期待される役割も拡大している。それは、新たな融資先開拓にとどまらず、関連スタートアップの支援、法人への出資拡大、海外進出支援、社会全体で農業生産を支える新たな仕組み創出などではないか。大きなビジネスチャンスを前に、地域金融機関だからこそ出来る、“農業の魅力”を高める取り組みを探っていきたい。