
月刊金融ジャーナル2025.11
『顔』
JPYC 岡部 典孝 代表取締役
『サステナブルチャレンジ』
脱炭素で採択支援積極化
【福井銀行】
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金利ある世界の到来や人口減少時代を迎え、信金・信組の経営環境は大きく変化している。
その中でも、地域と共存し、100年超に及ぶ永続経営を築く信金・信組が多数ある。数々の危機を克服し、長期にわたり経営を持続できた“底力”とは何なのか。
2025年の信金・信組総特集では、協同組織に求められる強靭性を探るべく、永続経営の本質に着目した。
アンケート、対談、識者の意見、現場の取り組みなどから、その力の根源に迫り、これからの環境変化への対応力を学んでいきたい。
日本は世界有数の長寿企業大国であり、創業100年を超える企業は3万社以上とされる。そんな日本固有の文化を育ててきたのが、同じく地元経済を長年支えてきた地域金融機関だ。
総特集Part Iでは、長寿組織が持つ底力を検証すべく、全国の信金・信組にアンケートを実施、あわせて日本の長寿企業文化に関する識者の知見を集めた。
数々の環境変化に打ち勝ち、永続経営を築いてきた組織が持つ魅力を探っていきたい。
信金・信組を取り巻く環境変化、そこで直面する経営課題について、金融機関トップ、専門家はどのような認識を持っているのか。
Part IIでは、金融システム、社会保障、経済政策等の研究者として著名な(株)日本総合研究所の翁百合シニアフェロー、そして預金2兆2,192億円、貸出金1兆4,895億円(2025年6月末)の規模を持つ、西武信用金庫(東京都)の髙橋一朗理事長との対談を実施した。
両者の対談内容は多岐にわたり、金利出現、不可逆的な人口減少というこれまで誰も経験したことのない環境下、従来の金融ビジネスモデルの機能不全を指摘し、永続経営を築くための新たな価値創出に話題が発展している。
2人の対話を通じ、現状認識と今後の協同組織経営の方向性を整理していきたい。
信金・信組の新たな価値創出は、地域との日頃の関わりから生み出される。
各エリアの特性に応じた課題解決力を磨き、営利を超えて困難に挑む姿勢が、人口減少下の経営の持続性に結びつくことは確かだろう。水力発電、教育機関連携、奉仕清掃など、永続経営を築く信金・信組の、先進的な「ご近所づきあい」の事例を見ていきたい。
第290回
京都銀行 安井 幹也 頭取に聞く
「総合ソリューション企業」へ変革
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