2026年8月7日号2面 金融庁、8年ぶり大規模組織改編、監督局から保険分離
金融庁は7月31日、約8年ぶりとなる大規模な組織改編を8月7日付で実施すると発表した。人事や国会対応など官房機能を統括する「次長」ポストのほか、監督局を分割し、「銀行・証券監督局」と「資産運用・保険監督局」を新設した。
片山さつき金融担当相は記者会見で、先端AI(人工知能)を悪用したサイバー攻撃や不正への対応、資産運用立国の推進といった喫緊の課題を踏まえ…
2026年8月7日号3面 政府・与党、株主提案権厳格化へ、過度な経営介入防ぐ
政府・与党は、株主総会での株主提案権の厳格化に向けた検討を進めている。経済界や与党ではアクティビスト(物言う株主)による過度な経営介入や短期的な株主還元を目的とした提案を問題視する声があり、株主権の乱用回避へ法整備を行う。
個数要件廃止も検討
自民党司法制度調査会の「成長志向型コーポレートガバナンスプロジェクトチーム」は7月29日、片山さつき金融担当相に提言書を手渡した。株主提案できる議決権の個数要件である「300個以上」を廃止し…
【写真】記者団の取材に応じる鈴木馨祐衆院議員(左から2人目)ら(7月29日、財務省)
2026年8月7日号4面 ドコモSMTBネット銀行、対面起点に決済口座獲得、新AIサービス年内実装
8月3日に住信SBIネット銀行から社名変更したドコモSMTBネット銀行は、従来のインターネット専業のモデルを転換し、対面を起点とした預金と決済口座の獲得に注力する。同日、住宅ローン推進の拠点としてきた「FC代理店」全76店舗で銀行サービスを開始した。デジタル領域での優位性も発揮し、年内にもAI(人工知能)エージェントを搭載した銀行サービス「NEOBANK ai」を実装する。
円山法昭社長が本紙の取材に応じ、リアル・デジタル双方の強みを生かした新たなリテール戦略を明らかにした。全ての店舗で新ブランド「ドコモの銀行」を掲げる。口座開設や預金に関するアプリの操作説明…
【写真】店舗戦略を語る円山法昭社長(7月27日、ドコモSMTBネット銀行本社)
2026年8月7日号5面 北国銀行、「業界別」担当で理解深まる、3営業部に110人配置
【金沢】北国銀行が、2024年4月に法人営業の「業界別営業体制」をスタートして2年以上が経過した。取引先企業の金融支援や本業支援に向けた事業性理解の深化に加えて、営業体制の効率化にもつなげている。
業界別営業体制では、営業部などに集約した法人渉外(アカウントマネージャー)が、地域別ではなく「不動産・建設」など業界別に事業者を担当する。現在、本店営業部、南加賀営業部、富山営業部で導入。3営業部合わせて…
【写真】打ち合わせする法人部などのメンバー(7月16日、北国銀行本店)
2026年8月7日号6面 信金界、自治体と連携強化、地方創生ヘ分野幅広く
信用金庫業界で、地方自治体と連携した地域振興の動きが広がっている。地元の関係者を結びつけ、地域一丸となって地方創生を目指す。取引先の販路拡大にとどまらず、観光など幅広い分野でマーケティングを通じ、活性化策の立案に乗り出す動きも出てきた。
信金中央金庫のグループ会社しんきん地域創生ネットワークが、観光ビジョンや総合計画などの策定支援業務を自治体から受託。地元信金の協力を得て…
【写真】しんきん地域創生ネットが開いたフォーラムで地元振興について意見を交わす信金業界関係者ら(7月30日、東京都中央区)
2026年8月7日号10面 特集 2026年3月期の銀行監査報酬、総額269億円、前年比28億円増
大手行と地域銀行が2026年3月期に監査法人へ支払った報酬額は、監査証明業務への報酬が合計で約252億円、非監査業務への報酬が同17億円で、総額は269億円となった(有価証券報告書から集計)。前年同期比(2025年3月期)では、監査証明、非監査業務ともに膨らみ、総額ベースで28億円(11%)増えた。
【監査証明業務】
大手行の監査証明業務に対する報酬額は、前年同期比で6億400万円増加。三菱UFJフィナンシャル・グループ(FG)が有限責任監査法人トーマツに支払った報酬額は…
2026年8月7日号16面 めぶきFG、創立10年で合同新人研修、ミュージカル作品完成
めぶきフィナンシャルグループ(FG)の足利銀行と常陽銀行は7月31日、創立10周年事業の一環で、両行の新入行員のミュージカルやランチミーティングの合同研修を開いた。245人が参加した。
経営統合から10月1日で10周年を迎えるに当たり、「若手同士の一体感の醸成とコミュニケーションを図る」(両行人事部)狙いで企画した。研修の目玉の「シアターラーニング」は…
【写真】リハーサルでプロの女優(右)から歌と演技の指導を受ける参加者(7月31日、新宿マインズタワー)
2026年8月7日号18面 百十四銀行水島支店、グループ機能 フル発揮、子会社などと取引先支援
【高松】百十四銀行水島支店(薄田崇生支店長=行員16人うち渉外4人。パート4人)は、グループの機能をフルに発揮できるように、店内勉強会や本部のコンサルティング担当者との同行訪問を通じて渉外担当者の理解度を高め、取引先を伴走支援する。投資専門子会社と連携して後継者がいないメーカーへ事業承継支援を行うなど好事例を積み重ねている。
岡山県倉敷市にある同店。営業エリアには日本3大コンビナートの一つ、水島コンビナートがあり製造業者が多く集積。貸出金の6割が事業性だ。薄田崇生支店長は2025年4月に着任。同年3月まで経営戦略室長を務めた経験を生かし…
【写真】水島プレス工業の南條泰洋社長(中央)、百十四共創投資の多田智彦社長(左)と情報交換する薄田崇生支店長(7月6日、水島プレス工業徳島工場)