2026年8月28日号2面 金融庁、監査法人にマネロン指針、リスク管理不備 是正も
金融庁は、監査法人向けのマネーロンダリング(資金洗浄)対策ガイドラインを策定した。暗号資産などの普及で国際送金の手法が多様化し、テロリストや犯罪組織への資金の流れも複雑化する中、モニタリングを強化する。国際的な基準であるリスクベースの管理態勢の整備を監査法人に促す。
金融活動作業部会(FATF)による第5次オンサイト審査を2028年6月に控え、公認会計士や監査法人がマネロンに悪用されないための具体策を明示。対応が不十分で問題があると認められた場合には…
2026年8月28日号3面 西京銀行、決済手数料「ゼロ%」へ、10月開始の地域通貨
【広島】西京銀行が10月から開始するデジタル地域通貨「さいきょうPay」に関し、加盟店決済手数料率を「ゼロ%」とする方向で検討していることがわかった。加盟店にとって魅力的な条件を用意する方針で、当初予定していた「1%程度」からのさらなる引き下げを視野に入れる。
松岡健頭取がニッキンの取材に答えた。松岡氏は、決済手数料率ゼロ%が実現すれば「(飲食業やサービス業などが)加盟店登録する際のハードルはほぼない」とみる。このほか…
2026年8月28日号4面 三井住友信託銀行、企業オーナー戦略強化、2027年度は専門人員倍増
三井住友信託銀行は、営業店を起点とした富裕層戦略を強化する。個人向け営業の富裕層専任者「ウェルスコンサルタント(ウェルコン)」を、2027年度に足元の14人から倍増する計画。富裕層の中でも特に取引拡大の伸びしろが大きい企業オーナーに焦点を当て、専任者が集中的かつ高度な提案をする。
ウェルコンは「個人事業のリレーションシップマネジャー」(個人企画部)として、2026年4月に新設した。高レベルの社内認定制度保有者やプライベートバンキング(PB)経験者を任命し…
【写真】池袋支店でウェルスコンサルタントを務める財務相談課の担当者(7月21日、三井住友信託銀行本店)
2026年8月28日号5面 ちゅうぎんFG、「生物多様性」へ官民連携、金融商品の投入も
【広島】ちゅうぎんフィナンシャルグループ(FG)は、傘下のコンサルティング会社が持つ知見やノウハウを生かして、生物多様性の保全に取り組む。岡山県内の地方公共団体や企業の理解も得ながら、活動を地域全体に広げる考え。関連する預金・融資商品を投入する準備も進めている。
傘下のCキューブ・コンサルティングは6月、岡山県と業務委託契約を結んだ。環境省から自然共生サイトに認定された同県和気町にある…
【写真】生物多様性に関するイベントで有識者の意見交換に参加した武田憲和・ちゅうぎんFG上席スペシャリスト(左から2人目、7月29日、岡山市内)
2026年8月28日号5面 京都FGのM&A子会社、累計で200件の支援、他行連携 ハブ機能強化
【大阪】京都フィナンシャルグループ(FG)のM&A(合併・買収)支援専門子会社・京都M&Aアドバイザリーが、2025年7月の開業から1年を迎えた。2026年6月末時点の支援実績は累計約200件。銀行系の信頼性と情報力を背景に、事業承継型M&Aから上場企業向け案件、買収後の統合作業(PMI)支援まで領域を広げている。
同社は、グループの京都銀行が2001年から展開してきたM&A支援事業を強化する目的で設立。役職員数は当初26人だったが…
【写真】ミーティングを行う(左から)企業戦略部の高見研次部長代理、石川紘平部長、田中基義社長(7月15日、京都M&Aアドバイザリー)
2026年8月28日号6面 新潟県内3信金、DX伴走へ共同システム、事業者の「第一歩」後押し
【新潟】新潟信用金庫、長岡信用金庫、三条信用金庫の新潟県内3信金は、10月にも取引先事業者のデジタルトランスフォーメーション(DX)支援で、共同の診断システムを稼働させる。ヒアリング項目や各信金が持つ企業情報などをAI(人工知能)で分析し、課題や取り組みの優先順位を事業者に還元。DXへの着手を後押しし、各信金の伴走支援にも役立てる。
「DXに向けて、何から手を付ければ良いか分からない、というのが中小事業者のリアルな声」(長谷川宗克・三条信金常務理事)。システムの活用で…
【写真】システムを通じた取引先課題の「可視化」を学んだ合同研修(8月21日、三条信金研修所)
2026年8月28日号16面 徳島信金、“売らない”ロープレ、姿勢変革 傾聴力高める
【高松】徳島信用金庫(徳島市、小濱一夫理事長)は、セールス力ではなく傾聴力強化を目的にしたロールプレーイング大会で得意先係を育成する。審査項目は情報収集や話題の展開方法など。顧客役には「事業承継に関心がある」など“裏設定”を用意し、会話を通じて顧客の課題に気づけるかもみる。
同信金は「一番相談しやすい金融機関を目指そう!」を掲げ、その具体策として2025年度下期からロープレ大会を始めた。小濱一夫理事長は…
【写真】顧客役(右)の悩みを聞き出す出場者(7月7日、徳島信金本店)
2026年8月28日号18面 大光銀行巻支店、「最重要法人」への訪問貫徹、貸出金2.5%増 78億円に
【新潟】大光銀行巻支店(高崇支店長=行員10人うち渉外4人。嘱託1人、パート2人)は、「最重要顧客」と位置付けた取引先事業者への定期訪問を貫徹し、資金需要や運用ニーズなど情報収集を拡充。法人営業や預かり資産担当者らの同行訪問・提案営業につなげ、2026年3月末の貸出金残高が77億9300万円と、前年同月末比1億9500万円増加(2.5%増)した。
同月末の預金残高は186億7100万円で同4億4800万円増(2.4%増)となった。
大光銀行では2025年度下期から…
【写真】まき福祉会で打ち合わせをする(左から)西川由莉マネーアドバイザー、同会の大滝雅一理事、高崇支店長、法人営業担当副長(7月29日、新潟市)