
2025年2月7日号1面 金融庁、マネロン検査手法 転換、対話軸に対策底上げ
金融庁は、マネーロンダリング(資金洗浄)対策の検査手法を転換する。金融機関の対応が、マネロン対策ガイドラインに沿った態勢整備の段階から、自社でリスクを特定・評価し低減措置を講じているかを確認する「有効性検証」の段階に移っているため。従来のターゲット検査では、ガイドラインや「よくある質問(FAQ)」に記載された対応事項を「チェックリスト的に利用」(同庁関係者)し、行ってきた。今後は金融機関との対話を軸に、有効性検証の実態をモニタリングしていく。
金融庁は1月下旬、今後の対話の目線やモニタリング手法など…