2025年1月17日号7面 信組、「相続信託」で預金流出防ぐ、防止実績・26億円超に

信用組合業界で、遺言代用信託を活用して相続による預金流出を防いだ実績が積み上がってきた。全国信用協同組合連合会とオリックス銀行が2017年に共同開発した「しんくみ相続信託」の累計契約のうち、24年11月末までに相続による解約が33億7千万円(1334件)発生。その資金の約8割を占める26億5千万円(1034件)が、各信組の預金口座で受け取られていることがわかった。
全信組連の担当者は「他金融機関への資金流出の防止に加え、次世代との取引のきっかけにもなっている」と強調する。現在の契約件数は…
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