48回目となる2024年度「ニッキン賞」の表彰式が3月11日、京都信用金庫本部で開かれた。日本金融通信社の宮岸順一社長が、京都信金の榊田隆之理事長に賞牌(しょうはい)と副賞(50万円)を贈呈した。京都信金は、「お金を融通(信用供与)する金融装置」から、地域の課題に向き合い「安心して相談できるパートナー」への転換を進めている。窓口営業を午前のみに限定。午後は予約制とし、まちおこしや事業承継などの課題解決に取り組む新店舗戦略「課題解決型店舗」を2022年11月にスタート。25年3月には全95カ店のうち、約半数の48カ店に拡大している。
京都信金理事長
榊田隆之氏
京都信金理事長 榊田 隆之 氏
京都信金は、「お金を融通する金融装置」から、地域の課題に向き合い「安心して相談できるパートナー」へ転換を図っている。窓口営業は午前中のみで、午後は窓口を閉めて、まちおこしや事業承継などの課題解決に取り組む新店舗戦略「課題解決型店舗」を2022年11月にスタート。25年1月には全95カ店のうち、約半数の47カ店に拡大している。これまでに、空き家問題や商店街の活性化、オーバーツーリズム対策でのスクールバスの運行支援などに取り組み、成果を上げている。課題解決に取り組む地域金融機関の先駆的取り組みとして、高く評価される。
金融機関が国民大衆とともに発展していくため、金融機能の開発、経営の合理化などへの貢献、社会貢献活動、行職員の称賛に値する善行などを顕彰し、奨励することを目的とする。