7月1日は「銀行の日」

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 「公共性」「信用」再確認、新時代のプリンシプルを

 7月1日の「銀行の日」が近づいてきました。本紙が1991年に提唱し始めてから29年目を迎えますが、元号が「平成」から「令和」に変わって初めての「銀行の日」です。原点を忘れることなく新時代にふさわしい銀行のあり方を目指す出発点にしましょう。
 銀行法第一条は「この法律は、銀行の業務の公共性にかんがみ、信用を維持し…」の書き出しで始まります。
ここにある「公共性」「信用」は、銀行業の根幹を成す極めて重要な言葉です。
 昨年、相次いだ銀行の不祥事は「公共性」や「信用」を傷つけ、自ら存在意義を否定してしまう危うい行為です。厳に慎まなければなりません。顧客本位をおろそかにすることも同じです。
 銀行法第一条はさらに銀行の役割として、「預金者の保護と金融の円滑化」をうたっています。これは、銀行が担うべき不変の使命とも言えます。ただ、社会構造の変化や技術革新に合わせて金融円滑化の手法は変えていく必要があります。
 高度経済成長時代と、成熟し低成長が常態化した現在とでは明らかに取引先のニーズは変わってきました。2019年度中に金融検査マニュアルも廃止されます。すべての銀行が、規模・特性に合った金融円滑化のプリンシプル(大原則)を定め、取引先の課題解決に必要な資金や金融サービス、多様な仲介機能を提供していくことが求められます。
 ニッキンは今年もポスターを作成し、全国の銀行に送付させていただきました。一人一人がバンカーとしての矜持(きょうじ)を持ち、令和の時代にふさわしい銀行像を作り上げましょう。

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