第二地方銀行41行の2017年4~6月期の業績(単体ベース)は、経常利益が41行中22行増加、前年から13行増えた。合計は602億円で前年同期比138億円(▲18.6%)減少。四半期純利益は合計440億円で103億円(▲19.0%)減少した(表1、グラフ)。減益幅は前年同期の108億円とほぼ同水準で減益率は▲16.7%から拡大した。増益行は16行と前年から4行増えたものの、株式売却益が大幅に減少し46億円の減益となったもみじ銀が合計に影響した。
四半期純利益が最も多いのは、関西アーバン銀で39億円。前年に、震災の影響により、8億円の損失を計上した熊本銀は11億円の黒字に。19億円の増益額は41行中最大で、東日本銀が11億円で続く。10億円以上増加したのは2行。減益幅が大きかったのは先述のもみじ銀や栃木銀など。
2017年3月期決算説明会報告(8) 金融アナリスト 山中壽一 |
フィデアホールディングス、紀陽銀行、第三銀行、 大垣共立銀行、大分銀行、南都銀行、じもとホールディングス |
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個人預金残高 (全国銀行 2017年3月末) |
全国銀111行の個人預金は1.1%、9兆8,485億円増 地域銀の増加率トップは西京銀行の10.7% |
信金の不良債権の状況 (2017年3月末) |
リスク管理債権は▲7.7%の2,758億円減に リスク管理債権比率は遠軽信金0.66%が最低水準 |
<創刊30周年企画(4)> 銀行の周年事業(1)=地銀 (2017年8月調査) |
2016・17年度に17行社が48種類、69件の記念事業 創業120周年の阿波銀行、2016年3月期に3円記念増配 |
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生命保険会社の健康増進関連商品 (2017年7月調査) |
非喫煙者割引、健康年齢、歩数測定など様々 大手生保では2018年度中の商品化急ぐ |
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第147回『ヒトの輪』 | 共働き社会に向け、男性の家事・育児参加にも寛容な職場づくりを 第一生命経済研究所・的場康子氏 |
保険窓販情報 | 東邦銀行、愛媛銀行、熊本銀行・損保ジャパン日本興亜、 住信SBIネット銀行、三条信用金庫、T&DF生命保険・地域銀行7行 |
米国金融バブルの兆候