千葉銀行で2月4日、2014年度「ニッキン賞」の表彰式が行われた。日本金融通信社の水嶋久和社長が佐久間英利頭取に賞牌と副賞(50万円)を贈呈。女性行員の積極登用や特例子会社「ちばぎんハートフル」での障がい者雇用など、多様な人材の活躍を目指した先駆的かつ継続的な取り組みを表彰した。水嶋社長は「ダイバーシティが重要視されるなか、金融機関の模範になる」と評価。佐久間頭取は「受賞を励みに、多様な人と人が連携し、互いの持ち味を生かすことで環境の変化に柔軟かつスピーディーに対応できる組織をつくりあげます」と語った。
(左から)水嶋本社社長(右)から賞牌を受ける佐久間頭取(左)。奥は左から木村理取締役専務執行役員、澤井謙一取締役常務執行役員、池田等執行役員広報CSR部長(2月4日、千葉銀行本店)
千葉銀行頭取
佐久間英利氏
千葉銀行頭取 佐久間英利氏
授賞理由
千葉銀行は1986年に銀行界で初めて女性支店長を登用。2005年には「女性いきいきキャリアアップ宣言」し、活躍・両立支援をいち早く実践してきた結果、さまざまな分野で女性が活躍している。2014年6月には佐久間英利頭取が「輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会」に行動宣言の策定メンバーとして参加し、「地銀頭取の会」発足のきっかけになった。また、2007年に地方銀行界で初めて設立した特例子会社「ちばぎんハートフル」は、多くの障がい者を雇用し、能力発揮に大きく貢献している。ダイバーシティが重要視されるなか、先駆的かつ継続的な取り組みは金融機関の模範として高く評価される。
金融機関が国民大衆とともに発展していくため、金融機能の開発、経営の合理化などへの貢献、社会貢献活動、行職員の称賛に値する善行などを顕彰し、奨励することを目的とする。