2020年度『ニッキン賞』表彰

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 44回目の「ニッキン賞」表彰式が2月15日と16日に開かれた。日本金融通信社の宮岸順一社長が15日にふくおかフィナンシャルグループ(FG)本社で柴戸隆成社長に、16日には城南信用金庫本店で川本恭治理事長に賞牌(しょうはい)と副賞(50万円)をそれぞれ贈呈した。
 ふくおかFGは1月に日本初のデジタルバンク「みんなの銀行」を開業。サービス開始は5月を予定している。宮岸社長は「金融サービスのなかに、DX(デジタルトランスフォーメーション)をどう取り込んでいくのか。国内での前例がないだけに大きなチャレンジだ」と評価。
 城南信金は、地域活性化や東日本大震災の復興支援を目的に2012年度から「よい仕事おこしフェア」を開始。20年までに9回開催した。宮岸社長は「被災地に寄り添って、全国の信用金庫の絆を生かし、中小企業の新しい事業、サービスを生み出して雇用を支える意義ある取り組み」とたたえた。

ふくおかFG、日本初のデジタル銀行


宮岸社長から賞牌を受ける柴戸社長(左、2月15日、ふくおかFG本社)
ふくおかFG社長 柴戸 隆成氏

ふくおかFG社長
柴戸隆成氏

ふくおかFG社長 柴戸 隆成氏

 ふくおかFGは1月、国内初のデジタルバンク「みんなの銀行」をシステム稼働、5月にサービス提供を開始。デジタルネイティブの若者層を主対象にスマートフォンで全ての取引を完結するほか、非金融事業者に金融機能を提供する「BaaS(サービスとしての金融)事業」を計画。デジタルトランスフォーメーション(DX)に取り組み、新しい金融の価値創造への挑戦は高く評価される。

城南信用金庫、絆生かし仕事おこし


賞牌を受け取る川本理事長(右、2月16日、城南信金本店)
城南信用金庫理事長 川本 恭治氏

城南信用金庫理事長
川本恭治氏

城南信用金庫理事長 川本 恭治氏

 城南信用金庫は、地域活性化や東日本大震災の復興支援を目的に2012年度に「よい仕事おこしフェア」を開始。20年までに9回開催した。現在は同フェア実行委員会の事務局を務め、信金取引先のビジネスマッチングのほか、47都道府県の酒米で「絆舞」を醸造するなど活動の幅を広げる。全国の信金をつなぎ、中小企業の販路拡大と地域貢献を継続支援する取り組みは社会的にも意義は大きい。

ニッキン賞規定抜粋

一、 目的

金融機関が国民大衆とともに発展していくため、金融機能の開発、経営の合理化などへの貢献、社会貢献活動、行職員の称賛に値する善行などを顕彰し、奨励することを目的とする。

一、 表彰の対象

  1. 新しい金融商品・サービスを開発、顧客に大きな利便をもたらす行為
  2. 事務システムやサービスの品質向上、新しい機械化システムの開発など、経営の合理化に寄与する行為
  3. 公共機関として正しい姿を国民大衆に啓もうし、率先垂範する行為
  4. 研究や論文、提言などが、賞の目的に合致する顕著な成果につながったと認められる行為
  5. 社会奉仕活動、防犯活動、災害救助活動など社会的貢献が顕著な行為
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