奈良中央信用金庫(奈良県、高田知彦理事長)で2月21日、40回目となる2016年度「ニッキン賞」の表彰式が行われた。日本金融通信社の伊保研一社長が高田理事長に賞牌と副賞(50万円)を贈呈。25年にわたり障がい者との交流や支援を継続し、社会参加や活躍の場を創出する多様な取り組みを表彰した。
伊保社長は「誰もが暮らしやすい地域づくりに貢献する長年の取り組みは、金融機関の社会貢献活動の模範になる」と評価。高田理事長は「今後も細く長く、少しずつ取り組みを続けることで一人でも多くの人を応援したい」と語った。
(左から)伊保社長から賞牌を受け取る高田理事長。取り組みを中心となって支えた谷野守弘専務理事、業務推進部の水上和要上席専任役、礒野博崇次長も同席(2月21日、本店)
奈良中央信用金庫理事長
高田 知彦氏
奈良中央信用金庫理事長 高田 知彦氏
授賞理由
奈良中央信金は92年から25年間、障がい者との交流や支援を継続している。障がい者支援施設への融資や募金寄贈など資金面でも支援。障がい者が同信金の清掃活動や経営研究会にスタッフとして参加することを通じて、就業に向けた交流や社会参画の機会を創出している。13年から「特別支援学校アート展」を続け、障がい者と顧客サービス品を共同製作し、配布するなど幅広く社会に理解を働きかけている。誰もが暮らしやすい地域づくりに寄与する多様な取り組みは、金融機関の社会貢献活動の模範として高く評価される。
金融機関が国民大衆とともに発展していくため、金融機能の開発、経営の合理化などへの貢献、社会貢献活動、行職員の称賛に値する善行などを顕彰し、奨励することを目的とする。