月刊金融ジャーナル2024.6
月刊金融ジャーナル2024.6
『顔』
金融データ活用推進協会(FDUA) 岡田 拓郎 代表理事
『サステナブルチャレンジ』
営業所の建て替え通じCO2削減 【日本生命保険】
第I特集 コンパクトシティ 金融の役割を探る
人口減少が進む日本において、地域の持続可能性を高めるにはどのような対策が必要か。その答えの1つして、「コンパクトシティ」が再び注目を集めている。
地域のインフラ維持が時間の経過とともに厳しくなる中、機能を集約した新たな“まち”の構築は、全国レベルで喫緊の課題と言えるだろう。
そこには、複数・広域・多分野にまたがる複合的な検討が必要であり、金融機関には、資金の供給以外にも、そのネットワークを活用した高度な調整役が期待される。
コンパクトシティ実現に向けた課題、そして金融の役割について検証していきたい。
- 必要性と課題 官民連携での長期開発が鍵
【三菱総合研究所 大井 修一】
- 実現への施策、金融機関の役割 “密度の経済性”と都市OS活用が不可欠
【みずほ銀行 福嶋 正芳/西野 恭平】
- 官民連携 民間都市開発推進機構 中村 郁博 氏に聞く
「官と民、互いの強み生かし“まち”をつくる」【編集部】
- 成功の理由 “歩いて暮らせる富山市”の実現へ
【富山大学 久保田 善明】
第II特集 中堅企業誕生
2024年2月に産業競争力強化法の一部を改正する法律案が閣議決定され、新たに「中堅企業」が法的に整備される。
大企業のうち、従業員2,000人以下で中小企業・小規模企業に該当しない企業がその対象となるが、大企業、約1万300社の9割にあたる9,000社が、新たに中堅企業と位置付けられることになる。
中小企業中心だったこれまでの企業支援の在り方を大きく転換する動きであり、それは金融機関の取引先対応にも影響を及ぼす。
補助金の方向性、地域経済へのインパクトを踏まえつつ、中堅企業誕生の背景、ねらいについて考えていきたい。
- 背景 産業競争力強化法の変遷と今改正の背景
【東京大学 大橋 弘】
- 影響 なぜ中堅企業を支援するのか
【学習院大学 滝澤 美帆】
- 支援策 中堅企業に対する支援の強化
【(株)日本総合研究所 村瀬 拓人】
- 金融実務 地域金融機関はどう活用するべきか
【神戸学院大学 石賀 和義】
- 課題 中堅企業に期待される経済の牽引役
【ニッセイ基礎研究所 小原 一隆】
ランキング 【編集部】
- 全国銀行の役務取引等収益比率(2023年9月期)
- 特別資料 信用金庫の決算概況(2023年9月期)
潮流
- 『SENSEreading 2024』
仕事は“他者”と創り出すもの
【センスクリエイト総合研究所 藤原 裕之】
- 『AssetClass「アート」』
日本の市場シェア、わずか1%
【野村資本市場研究所 竹下 智】
- 『Open API 金融の未来像』
BlueBank 杉守 一樹 CEO
金融情報を1つのアプリで管理 【編集部】
- 『STOP 不正口座売買』
FATF会合 最新報告(中)
【カウリス 島津 敦好】
- 『世界の銀行から学ぶ〔英国編〕』
デジタル化の加速と銀行店舗の変化
【安留 義孝】
- 『おかねの文化人類学』
貨幣システムが混乱したジンバブエの物価高騰
【三重大学 深田 淳太郎】
LESSON
- 『銀行 人事戦略の核心』
人事戦略を実行する人材ポートフォリオとは
【大和総研 小林 一樹】
- 『年金の真実』
少子高齢化と公的年金保険
【大妻女子大学短期大学部 玉木 伸介】
- 『国債のキホン』
国債発行と日銀オペ
【駒澤大学 代田 純】
TOPIC
- 『外貨建一時払保険・仕組預金の組成・販売に関する課題』
【金融庁 屋敷 利紀】
- 『生活者は紙通帳廃止を望むのか』
【野村総合研究所 中川 慎】
- 『金融機関が注目する危機管理サービス』
Spectee(スペクティ) 【編集部】
オピニオン
- 『今日の問題』 「下請法」
日産事件が示した下請法の意義
【慶應義塾大学 渕川 和彦】
第一線
- 『地域産業を興す』 広島県
高付加価値旅行者の誘客や消費活動を促進
【ひろぎんエリアデザイン 武田 宗紘】
ヒストリー
- 『あの日あの時』
25周年に想う
【みなと銀行 社長 武市 寿一】
- 『ニッポンの探訪金融史』
渋沢 栄一
【青山学院大学 落合 功】
地域とともに
第273回
十八親和銀行 山川 信彦 頭取に聞く
合併のメリット生かし地域経済発展へ
特別インタビュー
- 「AIが商品薦める時代」になる
業界横断的な形式知を作る
【金融データ活用推進協会(FDUA) 岡田 拓郎 代表理事】
その他
- 『ブック・レビュー』
- 『申し込みのご案内』
- 『バックナンバー』(2023年12月~2024年5月)
- 『クリエート』
子どもの割合「11.5%」の現実
- 『次号予告』
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