月刊金融ジャーナル2021.3
『顔』
中小企業基盤整備機構 豊永 厚志 理事長
『新本店拝見』
たちばな信用金庫
地元の“新ランドマーク”
銀行の再編が加速している。その背景は様々だが、直接的には、人口減少や少子化、低金利などに伴う収益環境の悪化がある。ただ根本をたどると、これまでの商業銀行としてのビジネスモデルが、もはや市場、地域のニーズに適さなくなっている側面もあろう。
であれば、銀行は地域が求める金融サービス業として、生まれ変わる必要がある。銀行再編は、単なる規模の追求ではなく、この新たなモデルを生み出す手段として捉えられるべきではないか。
折しも、日本銀行は3月から「特別当座預金制度」を導入し、金融庁は今夏にも「資金交付制度」を創設する方針を示している。先の改正金融機能強化法、独禁法特例法の施行とあわせ、地域銀行の集中改革期間が始まろうとしている。「銀行再編」の意義について、改めて考えてみたい。
2011年3月11日14時46分、三陸沖の深さ24キロメートルを震源として、マグニチュード9.0の東北地方太平洋沖地震が発生した。大規模な地震は同時に巨大な津波を誘発、各地に甚大な被害をもたらした。
あれから10年、被災地では懸命な復興作業が今も続き、かつての活況を取り戻しつつあるようにも見える。
当時、誰もが被災者でありながら、地域経済を守るため、各地の金融機関では懸命な努力が続けられた。会社、倉庫、自宅が流され、物流を失い、存続の危機に立たされた取引先。行職員の安全を踏まえつつ、リスクと隣り合わせで、それを支える金融機関。ギリギリの中で活動したその経験は、今の金融の現場に、どれだけ生かされているだろうか。
東日本大震災から10年を迎え、改めて当時を振り返り、大規模災害時に求められる金融機関の役割を見つめてみたい。
地銀・第二地銀の収益性・健全性指標(2020年9月期)
山口銀行が総合首位【マリブジャパン 高橋 克英】
上位5行
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総合 | 収益性 | 健全性 | |
---|---|---|---|
1位 | 山口 | 山口 | 京都 |
2位 | 福岡 | 千葉 | 山口 |
3位 | 静岡 | 福岡 | 八十二 |
4位 | 千葉 | 静岡 | 滋賀 |
5位 | 京都 | スルガ | 静岡 |
第234回
武蔵野銀行 長堀 和正 頭取に聞く
コンサル営業室を軸に本業支援
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