2026年1月23日号1面 広島銀行、非日系船主へ融資推進、現法化 他行向け組成も
【広島】広島銀行はシンガポールで非日系船主に対する船舶融資に取り組んでいる。2024年5月に営業を開始したシンガポール現地法人、ひろぎんグローバルコンサルティング(HGC)を通して案件を発掘。これまで実績がなかった非日系船主向け融資契約を2件(約115億円)獲得した。HGCでは、2025年度から広島銀以外の地方銀行に対する船舶融資組成にも乗り出しており、近く初の契約が実現する見通し。 非日系船主向け融資2件の内訳は、円貨建て約70億円と米ドル建ての45億円相当。いずれも日本国内の造船会社が建造する。HGCの大西弘城マネージングディレクターは… 【写真】HGCは日本企業が造船する案件を中心に組成する(広島銀行提供)
2026年1月23日号2面 金融庁、大口信用供与規制、緩和検討を本格化
金融庁は、銀行による企業への融資額を自己資本の25%以下に制限する「大口信用供与規制」を緩和する検討を本格化させる。メガバンクなど大手銀行による大規模M&A(合併・買収)への支援を強化し、成長資金の供給を促す狙い。監督指針を改正し、一時的な融資で与信上限額を超えることを認める方向で議論を進める。 大口信用供与規制は、融資先企業の破綻などで、銀行経営が傾くことを防ぐ狙いがある。具体的には、銀行が企業1社に融資や債務保証、出資を行う場合…
2026年1月23日号3面 三菱UFJ信託銀行、地域銀行に新ラップ提供、自行口座で資産管理
三菱UFJ信託銀行は1月26日から、地域銀行向けの新たなファンドラップサービスを始める。第1号として北洋銀行と信託代理店契約を結び、同行がアドバイザー機関として個人向けに投資一任サービスを提供する。日本資産運用基盤(JAMP)のシステム基盤やQUICKの営業支援ツールを活用し、新規提案から継続的なアフターフォローまで一気通貫で行う。将来的には地域銀行への提供を5行に広げることを視野に入れる。 JAMPの基盤はアイザワ証券など3社が投資一任会社として活用しているが、メガバンクグループでは初めて。三菱UFJ信託銀行は従来2種類のラップを取り扱っていたが…
2026年1月23日号6面 信金、若手の営業能力強化、雑談など苦手意識克服
信用金庫業界で、若手職員の営業能力強化に向けた試みが進行している。信金中央金庫と各地区の信用金庫協会、フコクしんらい生命保険が連携して研修を実施。計3回の集合研修に加え、期間中に取り組む課題も設定し、営業店も巻き込み受講者に伴走する。商品性ではなく、顧客とのコミュニケーションに軸足を置いた研修で、信金中金の職員は「保険に限らず営業活動全体に通じる知識を習得してもらえる」と話す。 2024年7月に近畿地区の12信金22人を対象に「ゼロからはじめる保険窓販業務研修」を初開催。2025年度からは関東地区でも始めた。関東では… 【写真】顧客との会話を想定したロールプレイングに臨む若手職員(1月16日、東京都千代田区、信金中金提供)
2026年1月23日号7面 東予信金、「面談」活動に再傾注、日中訪問可能先を深耕
【高松】東予信用金庫(愛媛県、飯尾泰和理事長)は、顧客との面談に再傾注している。「face to face面談活動」を全店で展開し、2カ月間で店周半径2キロ以内の全戸や大口取引先を訪問。訪問総数約1万7400件のうち、日中に面談できた約4500件へのアプローチを今後強化する。 面談活動の対象としたのは、取引の有無にかかわらず店周半径2キロ以内の全戸と、定期積金集金先や大口取引先など。全9店舗で… 【写真】地図の出来栄えを確認する久保朋子専務(左、2025年12月9日、東予信金本店)
2026年1月23日号8面 特集 SDGs×信用金庫(1)、地域と取り組み 未来を変える
持続可能な地域社会実現 全国の信用金庫はSDGs(持続可能な開発目標)の取り組みに力を入れている。持続可能な地域社会を実現するため地域での金融教育やスポーツ活動のほか、脱炭素化、地域事業者の課題解決支援など取り組みは幅広い。ニッキンでは、各信金のSDGs活動を1月23日号から3号続けて紹介する。 ■北海道 【札幌】貧困撲滅に向け、北門はまちづくり基金を通じて「こども食堂」へ助成。質の高い教育では、留萌が小中学生の職場見学や留萌高校での金融教育を実施。網走は札幌交響楽団による青少年音楽教室を市内の吹奏楽部員などを対象に開いた。生き生きと長く働ける職場へ… 【写真】高校生が札勘定を体験した留萌信金の金融教育(2025年12月4日、留萌高校、留萌信金提供)
2026年1月23日号16面 沖縄海邦銀行、交流生むショート動画、趣味や素顔伝える
【那覇】沖縄海邦銀行は、パートを含む全行員のショート動画を撮影。各人が趣味や特技などを語る動画を行内で共有。行員間のコミュニケーションを促すのが狙いだ。 「勤務地が異なると名前や声しか知らない行員も多いため、表情や個性を紹介して会話をしやすくする」(広報担当の新里康調査役)。2025年3月に広報担当者を2人増の3人体制にしたのを機に、行内広報の強化策として始めた。 広報に追加配置されたのは… 【写真】紹介動画を撮影する広報担当たち(2025年12月19日、沖縄海邦銀行本店)
2026年1月23日号18面 宮崎銀行祇園町支店、生花市場の課題解決、システム入れ替え支援
【鹿児島】宮崎銀行祇園町支店(二宮淑支店長=行員19人うち渉外5人。パート5人)の二宮淑支店長は、取引先が抱える悩みを聞き出し解決策を提案する積極的な「考動」を部下に呼びかける。提案を喜んでもらえれば働きがいに直結し、業績向上にもつながるためだ。いま取り組みが進むのは卸売市場のシステム入れ替え。グループ会社と連携し課題解決を目指している。 同支店の岩切雅司支店長代理は日ごろから、「困りごとはありませんか」と訪問先で声をかける。そこで寄せられた相談の一つが延岡生花地方卸売市場(宮崎県延岡市)の案件。2024年12月のことで、競りシステムに不具合があり… 【写真】システム構築について話し合う(左から)二宮淑支店長、岩切雅司支店長代理、岡田明利社長(2025年12月18日、延岡生花地方卸売市場)