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ニッキン最新号ダイジェスト(2025年5月2日号)

《お知らせ》
本号は「5月9日号」との合併号です。
このため次号は「5月16日号」になります。

主な記事

2025年5月2日号1面 金融5団体と商工中金、適正な競争へ新枠組み、過去の民業圧迫踏まえ

  • 経営

 金融業界5団体と商工組合中央金庫は、長期的に適正な競争関係を維持するための枠組みを新たに作る。商工中金の完全民営化期限が6月に迫るなか、過去の民業圧迫事例を踏まえて態勢を整備する。商工中金の営業店に地域金融機関との連携窓口を設けることや、定期的に意見交換会を開くことなどを示した合意書を、近く5団体と商工中金で締結する見通し。
 金融庁が調整役となり、水面下で協議を続けて…

2025年5月2日号1面 第四北越FGと群馬銀行、2027年4月経営統合へ、強者連合、総資産5位に

  • 金融再編

 第四北越フィナンシャルグループ(FG)と群馬銀行は4月24日、2027年4月1日をめどに経営統合することで基本合意した。統合後の総資産は21兆円超となり、24年12月末時点で地方銀行・グループで5位となる。県境をまたぐトップバンク同士の“強者連合”で激変する経営環境に対応する。
(▼解説・関連記事3面)
 「両社グループが強みを持ち寄り協働することで、全てのステークホルダーの期待に応えられる」。群馬銀の深井彰彦頭取は会見で…

【写真】経営統合に踏み切った深井・群馬銀頭取(左)と殖栗・第四北越FG社長(4月24日、オークラ東京)

2025年5月2日号2面 政府、架空口座を捜査活用、詐欺防止へ総合対策改定

  • 法令制度政策

 政府は4月22日、犯罪対策閣僚会議を開催し、「国民を詐欺から守るための総合対策2.0」を取りまとめた。新たに架空名義口座捜査の検討やインターネットバンキングの初期限度額の適正化などを盛り込んだ。金融に加え、通信の領域においても対策を一層強化し、官民一体となって急増する詐欺被害を食い止める。
 犯罪グループの首領や幹部の検挙につなげるために、警察が管理する架空名義の口座を…

2025年5月2日号3面 地域銀行・信金、取引先の経費削減支援、コンサル会社と連携拡大

  • 取引先支援

 地域銀行や信用金庫が、取引先中小企業の経営改善を見据えたコスト削減支援に本腰を入れ始めている。光熱費や通信費をはじめとした経費を分析して削減策を提案するコンサルティング会社と連携。大きなロットで契約できないことから、高くなりがちな中小企業の経費を最小化し、収益改善につなげていく。
 中小企業向けコスト分析サービス「コストドック」を提供するゼネラル・パーチェス(東京都)によると…

2025年5月2日号5面 ほくほくFG、パーパスで一体感醸成、立場越え膝詰め対話

  • 経営

 【金沢】北陸と北海道を主要地盤とするほくほくフィナンシャルグループ(FG)は3月27日、パーパス(存在意義)「地域を超えて、輝く未来を創る。」を公表した。制定まで1年に及ぶ議論を経て目指したのは、広域グループが長年醸成できなかった社内の「一体感」をつくることだった。立場を越えて対話を続けた1年間の活動を追った。
 2004年の経営統合以降、足元では北陸銀行・北海道銀行2行の本部機能を集約するなど組織改革を…

【写真】ワークショップでほくほくFGの将来について話し合う社員代表たち(24年10月25日、北陸銀本店、ほくほくFG提供)

2025年5月2日号6面 信金、保証システム刷新へ、審査申し込みに紙不要

  • ネット・システム

 信用金庫業界で、しんきん保証システム(SHS)の全面刷新に向けた動きが本格化する。2027年5月の稼働を予定しており、オンラインでの保証手続きが可能になるなど、業務効率化が見込まれる。各信金も25年度から、接続方法の選択など準備を進める。
 SHSの全面的な刷新は、稼働後初めて。27年5月から、住宅ローンの保証審査申し込みや事故報告、代位弁済請求に関して…

2025年5月2日号8面 特集 個人向け国債販売、金利上昇受け好調

  • 資産管理
  • 特集

 金利上昇を受けて地域金融機関の個人向け国債の販売が好調だ。地方銀行、第二地方銀行、大手信用金庫(預金量5千億円以上)、大手信用組合(同3千億円以上)の180機関を対象にニッキンが独自調査。2024年度下期(2024年11月~2025年4月発行)の固定3年・5年、変動10年の合計販売実績は前年度比で70.9%増加。2024年度上期に続いて2期連続で2桁増加となった。

 ■利率、変動10年0.92%
 販売増加を後押しするのが金利上昇。2024年3月の日本銀行の政策決定会合によるマイナス金利解除を受け…

  【写真】財務省は2024年度に「KOKUSAIには愛があるプロジェクト2024」として、愛知県と岡山県でプロモーション活動を展開。両県で使われたオリジナルパンフレット

2025年5月2日号10面 やさしいニュース解説 証券口座の乗っ取り、隙を突く新たな不正手口

  • 社会

 「フィッシング詐欺による不正取引が多発」「不正取引が急増しています」――。証券口座の乗っ取り被害が相次いでおり、証券各社のウェブサイトなどには、注意喚起が目立つ異常事態となっています。「貯蓄から投資へ」の機運に水を差す可能性もあります。被害原因や背景、業界の対応策に迫りました。

 ■なぜ証券が標的に?
 これまで証券口座への不正アクセスは、口座内の株式や投資信託などを売却し、不正に出金することが目的と考えられてきました。しかし、今回発生している被害事例では不正出金には至っておらず、金融庁は…

 【写真】証券界は証券口座の不正アクセス・不正取引の被害拡大を受け、顧客に注意喚起する

2025年5月2日号17面 春の叙勲、金融界から24人

  • 社会

 政府は4月29日、2025年「春の叙勲」の受章者を発表。金融界からは24人が選ばれた。旭日中綬章は藤田博久・前池田泉州銀行頭取が受章した。

2025年5月2日号18面 鹿児島銀行都城支店、事業承継・M&A支援、情報の連携管理を徹底

  • 営業店

 【鹿児島】鹿児島銀行都城支店(冨田健一支店長=行員29人うち営業19人)は、2024年5月の新築移転時に、冨田支店長のリクエストで支店長席横に「相談カウンター」を設置。若手と同じ目線で報告・相談を受けられるようにし、心理的安全性を確保するのが狙いだ。こうした情報連携は、取引先の事業承継・M&A(合併・買収)の支援にも役立った。
 宮崎県都城市の「ぎょうざの丸岡」は、地元のソウルフードと呼ばれるほどの人気商品を製造販売する。同社から事業承継の相談が寄せられたのは…

 【写真】商品について話し合う遠武憲明社長(左)と冨田健一支店長(4月7日、お菓子の昭栄堂)

社説/ニッキン抄

学び (13面)

【Nikkin 金融講座】
私のターニングポイント(54) 関西みらい銀行千林西支店長兼千林支店長・三浦 翔子氏(下)
41歳で支店長に、銀行で働くのは幸運と努力
※「Nikkin 金融講座」は過去掲載分も含め、「ニッキンONLINE」でご覧になれます。

預かり資産 (14面)

夢育む資産形成コンサルタント
 CAPMの応用
期待リターンと運用手法
投信窓販優績者に聞く 佐賀銀行・田淵 友見さん
提案しないことが失礼
不祥事どう防ぐ 男性と女性で違う兆候
企業価値担保権が創造する新たな中小企業金融の世界(5) 将来キャッシュフローに基づく企業評価手法の確立(2)

レギュラー企画

寸言 春の息吹(1面)=芦田 晃輔・秋田銀行頭取
『キラリ』 失敗も経験として生かす(7面)=須賀川信用金庫・松川 真子さん
東西ペンリレー 「寿司」でつなぐ人と地域(9面)=浦崎 滋・北陸銀行取締役執行役員
ちょっと一言 「心豊かに生きる」を支援(9面)=障害のある子のライフプランサポート協会代表理事・佐藤 加根子さん
『初支店長 [898]』 お客さまと1秒でも長く(18面)=飯能信用金庫所沢東支店・前田 政美氏
『スマイル』 分かりやすく説明する(18面)=長浜信用金庫・土田 裕貴さん

企画・特集・連載など

インタビュー(6面)
「ニッキンONLINE」に掲載
須戸 裕治・北おおさか信用金庫理事長
顧客を“識る”
インサイト
 キーパーソンに聞く<160> (12面)
オービックビジネスコンサルタント営業本部営業部金融機関・職業専門家支援グループグループ長・安本 宜史氏
「奉行」で効率化支援
先輩の学び術 ルーティンを盗め[5] (16面) FP1級仕事の幅広がる
名古屋銀行・田中 綾野さん
ザ・フロント・バンカーズ(64)(18面) 著:江波戸 哲夫氏

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