2021年10月29日号2面 実像 変わる貸倒引当金―「相対的真実」の探求―(下)

「妥当な水準」巡り手探り
コロナ対応で膨らんだ貸出残高。このなかで目を凝らすべきは黄信号がともる「要管理先」や「破綻懸念先」だ。「本来なら破懸はいつ倒れてもおかしくない。今の引当率は妥当なのか」。地域金融機関からはそんな声が漏れ始めてきた。
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日本銀行によれば「要管理先」や「破綻懸念先」の引当率は足元で増えつつあるが低位に推移。業態や金融機関ごとの差も大きい。日本総合研究所の大嶋秀雄副主任研究員は…
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