2024年5月31日号1面 長期金利1%超え、難度増す債券運用

債券市場で日本銀行の追加利上げ観測が強まり、金融機関の有価証券運用の難度が一段と増している。長期金利の代表的な指標となる新発10年物国債の利回りは5月22日に節目の1%に達し、27日には一時1.025%をつけた。本格的な金利上昇局面の様相が漂い、ターミナルレート(最終到達点)をにらんだ買い場の見定めや、含み損が膨らむ保有債券への対応など運用手腕がより試される相場に入る。
マーケットでは行き過ぎた円安による過度な物価上昇への懸念が広がり…
【写真】11年ぶりに1%をつけた新発10年物国債利回り(5月22日、東京・茅場町)
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