2023年1月20日号2面 地方創生 金融の力 浜松市、スタートアップ育成で官民連携

25年度に創業30社以上が目標
【静岡】徳川家康が天下統一の足がかりの一つとした浜松城(浜松市)。江戸時代に歴代城主の多くが幕府要職に就いた経緯から「出世城」の異名を持つ。戦後は浜松市で本田技研工業やスズキ、ヤマハなどが創業し、国内有数の企業を輩出した「出世の街」として知られる。同市はいま、スタートアップ(SU)育成の先進地域として、注目を集める。地域金融機関、メガバンク、ベンチャーキャピタル(VC)などの民間金融機関も同市の取り組みに賛同し、当地から新たな出世企業を生み出すべく共同歩調をとっている。
■起点はバレー構想
同市のSU育成は、2016年に打ち出した「浜松バレー構想」から動き出した。市内にSUを集積し…
【写真】浜松いわた信金は、米国シリコンバレー地区に拠点を構えるVCなどとの連携イベントを開催。取引先や営業店職員など約50人が参加した(2022年12月5日、FUSE)
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