2024年6月21日号1面 地銀、住宅ローン戦略を転換、「量」から「質」へ

地方銀行で、住宅ローン戦略を「量」から「質」へ転換する動きが出てきた。一部地銀は獲得目標を引き下げる一方、営業活動を効率化して行員1人当たり獲得額の増加を目指す。背景には住宅着工件数の減少のほか、金利競争による利回り低下がある。専門家は「金利環境に改善の兆しがあるなか、収益をより見込める分野に注力するのも選択肢」と分析する。
百五銀行は、2024年度の住宅ローン獲得金額を当初計画の4千億円から3千億円に下方修正した。「(主要営業エリアの)三重県や愛知県の住宅着工件数が減少傾向にあることや…
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