2022年2月11日号5面 大手行5グループの2021年4~12月期決算、与信費用半減で50%増益

顧客部門好調も債券損失懸念
大手行5グループ(G)の2021年4~12月期決算は、5社合計の当期純利益が前年同期比50%増の2兆4419億円だった。過年度に積んだ貸倒引当金の戻し入れなどに伴い、与信関係費用が全体で半減したのが主因。本業のもうけを示す実質業務純益は5%増の2兆9512億円。顧客部門の収益は好調なものの、保有債券の売買を中心とする市場部門は伸び悩んでいる。
全社で最終増益。三菱UFJフィナンシャル・グループは純利益が1兆703億円と、…
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