2025年3月7日号8面 特集 東北地区地域銀行、合併・連携でシナジー発揮

【仙台】長年15行体制が続いた東北地区で、1月1日に青森銀行とみちのく銀行が合併し新銀行が誕生した。地域金融機関の地盤強化の一手として、統合・合併や資本業務提携、アライアンスなどで連携が進む。銀行同士の連携には、コスト面での効率化やノウハウを拡大できるメリットがある一方、「通達一つでも、伝え方がまるで違う」(他地区合併行の支店長)と言われるように、異なる文化を受け入れる度量も必要だ。東北地区地域銀行の行員や企業文化の融合で生み出されるシナジーを探った。
■フィデアHD傘下2行、合同研修で融和促進
2024年1月、フィデアホールディングス(HD)傘下の荘内銀行と北都銀行が合併へ検討開始した。両行は2009年から同じ持ち株会社の子会社として連携しており…
【写真】合同の階層別研修でグループワークに取り組む荘内銀行と北都銀行の行員(フィデアHD提供)
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