2026年7月31日号3面 長期金利、日本銀行が“市場に委ね”3年、財政懸念でシグナルも

日本銀行が長期金利の形成を市場に委ねる姿勢を示して3年がたった。2023年7月に異次元緩和の主な政策手段だったイールドカーブ・コントロール(YCC、長短金利操作)の運用を見直し、マーケットによる国債価格形成を重視するスタンスに転換。YCC撤廃や国債購入減額を通じた金融政策正常化で市場機能は改善し、足元では政府の財政運営に対する評価などを織り込むシグナリング機能も取り戻しつつある。
「市場の評価が金利に素直に表れた」。複数の市場関係者がそう振り返るのは、高市政権初の「経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)」原案に盛り込まれた金融政策の表現を巡って生じた7月上旬の金利急騰局面だ。市場では…
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