2025年1月24日号15面 特集 隠岐を支える山陰合同銀行・島根銀行、「ない」から始まる挑戦

地域に溶け込み存在感
【広島】鳥取・島根県の県境の沖合約60キロに浮かぶ隠岐諸島。「島後(どうご)」と呼ばれる隠岐の島(隠岐の島町)と、島前(どうぜん)の西ノ島(西ノ島町)、中ノ島(海士町)、知夫里島(知夫村)の計四つの有人島を中心に独自の文化を築いてきた。山陰合同銀行は地域金融機関として唯一、3町に出店。隠岐の島町に店舗を構える島根銀行とともに地域になくてはならない存在だ。本土に比べて「ない」ものが多い離島だが、そのハンディキャップが行員のキャリアアップやデジタル化、地域の文化に飛び込む姿勢など新しいことに挑戦する礎になっている。
■古典相撲参戦で一体感
人口約1万3千人、隠岐諸島最大の隠岐の島。島根銀行西郷支店の森脇章次支店長(52)は2024年7月に着任。行員7人が本土から赴任する。島出身者が少ないこともあってか…
【写真】古典相撲の土俵入りに登場した島根銀行の行員。(左端から時計回り)森脇章次支店長、古屋和洋課長、森脇哲郎氏(2024年9月14日、島根銀行提供)
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