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ニッキン抄 2021.1.15

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 上空100メートルは飛んでいようか。ピンと張った糸の先には、昔にはやったギョロ目のゲイラカイトが。よく晴れた新春の休日、近所の原っぱで「凧(たこ)揚げ」をする親子を見た。コロナ禍、密を避ける外遊びとして人気が復活しているそうだ▼空高く舞う凧に似ているかもしれない。景気回復への期待という“風”を受け、上昇する株価である。1月8日に約30年ぶりに2万8000円台に乗せた。米国のバイデン次期政権の経済対策や、各国の金融緩和維持への期待があろう▼この風景が続くのかどうか。足元ではコロナ感染の再拡大で経済のさらなる悪化は避けられない。内閣府による昨年12月の景気ウオッチャー調査でも飲食店などの落ち込みで2カ月連続の悪化。株高を手放しで喜べないのは生活実感との開きが大きいためだ▼市場では「景気の実勢と正反対の株高は続かない」との指摘もある。揚がり過ぎた大空で見えない突風にあおられて“急降下”しないか、油断できない。2021.1.15


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