ニッキン抄 2026.2.6
古典落語「王子の狐」。人に化けた狐を逆にだまして料理屋で酔いつぶれさせ、目を覚ました狐は勘定が押し付けられていて命からがら逃げ帰る話。この料理屋は実在し玉子焼きが名物だ▼その卵で驚いた。細君とスーパーで買い物中にみた値段は1パック(10個入り)300円超。飼料や人件費、輸送コストなどが膨らんだところに鳥インフルエンザ感染も重なったことで「物価の優等生」はもう昔の話のよう▼物価高対策を叫ぶ真冬の選挙は大詰めを迎えた。与野党とも食料品の消費税減税を訴える。ただ、その分の財政悪化懸念が巡り巡って円安を招いて物価高に跳ね返ってくる。なんだかいい気分で酔わされた狐になったみたいだ▼落語では、悪く思った主人公は狐の穴ぐらへ謝りにいき、何も知らない子狐にぼた餅を渡す。ひどい目に遭った母狐は食べようとする子狐に言う。「馬の糞かもしれないよ」。お後がよろしいようで。2026.2.6
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