2018年8月31日号3面 公取委、ふくおかFGと十八銀行の統合承認、借り換えで競争環境確保

同一県内再編に新たな道
公正取引委員会は8月24日、親和銀行を傘下に持つふくおかフィナンシャルグループ(FG)と十八銀行の経営統合を承認した。両社による約1千億円の債権譲渡で長崎県内中小企業向け貸出金シェアは80%近くから65%に下がり、競争環境が保たれると判断。「効率化効果が大きい同一県内地銀統合のテストケース」(金融庁幹部)として注目された再編は計画発表から2年半を経てようやく決着。両社は2019年4月に統合し、20年4月に親和銀と十八銀が合併する。
焦点になったのは長崎県内、特に……
【写真】会見に臨む(左から)親和銀の吉澤頭取、ふくおかFGの柴戸社長、十八銀の森頭取(8月24日、ふくおかFG本部ビル)
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