2020年1月17日号1面 【新連載】郵政再建 いばらの道(1)、窮余の新体制がスタート
矛盾抱える連立方程式
かんぽ生命保険の不適切販売問題で混迷する日本郵政グループ(G)3社のトップが交代し、新体制がスタートした。日本郵政社長に就任した増田寛也・元総務相(68)は「信頼を一歩一歩回復していく」と所信表明し、旧経営陣が消極的だった契約調査の範囲拡大に乗り出す方針を示した。ただ、ガバナンスの脆弱(ぜいじゃく)性、3カ月間の一部業務停止命令、政治のしがらみなど課題は山積。“いばらの道”が新経営陣を待ち受ける。
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トップ就任への打診を「一度は断った」。キャリアや政権との近さから本命視されていた…
【写真】新社長に就任した(左から)衣川氏、増田氏、千田氏(1月9日、大手町プレイス)
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