2024年7月12日号1面 サイバー対策、委託先リスク顕在化、イセトーで流出7.8万件

金融界のサイバー攻撃対策で、サードパーティー(第三者)リスク対応の脆弱(ぜいじゃく)性が浮き彫りになっている。5月に金融機関などから業務を受託するイセトー社(京都市)でランサムウェア(身代金ウイルス)感染が発生。7月8日までに業務を委託・再委託していた34金融機関(ニッキン調べ)の情報流出が明らかになった。外部サービスとの連携も一般化するなか、接続先のセキュリティーレベルを把握し向上を促す必要性に迫られている。
イセトー社ははがき帳票作成や継続的顧客管理の確認書送付などでBPO(外部委託)を…
ニッキンのお申し込み
ご購読のお申し込みは、インターネット・FAXで受付けしております。
申込用紙をFAX(03-3262-2838)またはお近くのニッキン支社・局までお送りください。