2022年9月9日号4面 金融界 破産情報、収集困難恐れ 官報開示の廃止案で

民事執行等に関する手続きの見直しが、金融界の個人破産情報の把握に影響を及ぼす恐れが出てきた。現在は個人破産者が官報公告で開示されるが、個人のプライバシー保護の観点から「官報掲載を廃止すべき」「裁判所のみで閲覧可能とすべき」などの考え方も出てきたためだ。仮に廃止されれば、各金融機関は個人破産情報の収集・活用が難しくなる可能性があり今後の推移が注目される。
法務省が作成した「民事執行・民事保全・倒産及び家事事件等に関する手続(IT化関係)の見直しに関する中間試案」で明らかになった。官報公告(紙・デジタル)に加えて…
ニッキンのお申し込み
ご購読のお申し込みは、インターネット・FAXで受付けしております。
申込用紙をFAX(03-3237-8124)またはお近くのニッキン支社・局までお送りください。