2024年1月1日号1面 解氷(上) 近づく金利正常化 経営に幅、試される「自立心」

日本銀行の金融政策正常化の足音が近づき、眠っていた金利が起き上がろうとしている。金融機関は経営の幅が広がり、収益の押し上げが期待できる半面、異例の超低金利を“前提”に膨張してきたバランスシート(BS)が、リスク管理の難度を格段に高める。金利の目覚めに、金融機関はどう立ち向かうべきか、3回シリーズで探る。
■利上げに温度差
「業績面にプラスの影響が出てくる」(三菱UFJフィナンシャル・グループの亀澤宏規社長)。先々の金利上昇局面を踏まえ…
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