2023年2月17日号4面 呉信金 人材紹介で地域再生、製鉄所撤退後の雇用守る
信金初、専門拠点は「両手型」
【広島】日本製鉄が製鉄所の撤退を発表し、激震が走った広島県呉市。9月の閉鎖を控え、約3千人の雇用が失われようとしている。地域金融機関としての役割を果たすため、呉信用金庫（広島県、向井淳滋理事長）は、3月をめどに人材紹介業務の専門拠点を創設する。2023年度から「両手型」の人材紹介を始める。専門拠点の新設は信金界で初めてとなる。22年度の人材紹介手数料は2千万円を超えるなどの実績を背景に、さらなる支援体制の強化を目指す。
製鉄所閉鎖の衝撃を受け、同信金は呉市の補助金「ビジネスモデル転換事業」や経営支援ツール「ビッグアドバンス」の無償提供などを通じて継続的に支援してきた。人材マッチングに注力するため…
【写真】呉市にある日本製鉄の瀬戸内製鉄所
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