2025年9月19日号10・11面 特集 防災の日制定から65年、予期せぬ天災 奪われる日常

金融機関の舵取りを問う
関東大震災を発端とする「防災の日」(9月1日)は今年、制定から65年目を迎えた。気象庁によると、1時間あたりの降水量が80ミリを超える猛烈な雨の頻度は、1980年ごろと比べ約2倍に増加。南海トラフ地震は、30年以内の発生確率が「80%程度」に引き上げられた。さまざまな自然災害を想定しておく必要があり、業務継続計画(BCP)の完備は不可欠だ。金融機関の被災体験をたどり、次世代へと教訓をつなげる。
◆地震対策
■北国銀行、モバイルバッテリー備蓄
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【写真】大規模火災が発生した観光名所「輪島朝市」(2024年1月30日、輪島市内)
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