2025年12月5日号9面 特集 首都圏と地方結ぶ、新興支援の新モデル

交通と金融の力で共創へ
【仙台】東京と世界をつなぐ玄関口のJR高輪ゲートウェイ駅(東京都港区)。ここにオープンしたビジネス創造拠点「TAKANAWA GATEWAY Link Scholar’Hub(LiSH)」で、大企業やスタートアップ、研究機関、支援機関が交わり、新たな共創を生み出し始めた。運営主体のJR東日本は、鉄道会社としての強みを生かした「多様なプレーヤーが集まるエコシステムの構築」を起点に、国内の産業振興に向けた広域連携を狙う。こうした取り組みに金融機関も参画し、スタートアップ支援や地域活性化へ活動の輪を広げている。
■交流と実証実験する場
車両基地だった広大な土地の利活用策として、高輪ゲートウェイシティ構想は始まった。その一端を担うLiSHは、企業規模や業種を超えた交流と実証実験の場。2025年3月のまちびらきから現在、金融機関や投資家9先も含む約150先(12月1日現在)が入居する。
三菱UFJ銀行営業本部運輸セクター部の岡田牧郎部長は…
【写真】LiSH Lab内の拠点で情報交換をするACP事業部の伊藤奎晟マネージャー(左)とリピドームラボ東京オフィス管理責任者の石川将己・研究開発リーダー(9月12日)
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