貸出金の残存期間別変動金利貸出金比率
（全国銀行　2023年９月末）

109行合計、１年超合計の変動金利比率は65.8％
１年超構成比分布、50％台が28行で最多
　全国銀行109行（都銀・信託銀・ＳＢＩ新生銀行・あおぞら銀行・地銀・第二地銀）合計の2023年９月末の変動金利貸出金比率（貸出金に占める変動金利貸出金の割合、残存期間１年超）は、前年同月末比0.9ポイント（ｐ）上昇し65.8％だった。業態別に見ると、都銀合計は横ばいの75.5％、地銀合計は同1.8ｐ上昇し55.7％、第二地銀は同1.3ｐ上昇の56.8％だった。
　残存期間別に前年同月末比の変動金利貸出金比率が上昇した銀行数は、「１年超合計」が88行（大手行等６行、地域銀82行）。期間別では、「１年超３年以下」が68行（大手行等４行、地域銀64行）、「３年超５年以下」が74行（大手行等５行、地域銀69行）、「５年超７年以下」が44行（大手行等７行、地域銀37行）、「７年超」が97行（大手行等８行、地域銀89行）、「期間の定めのないもの」が44行（大手行等８行、地域銀36行）。「５年超７年以下」および「期間の定めのないもの」以外の期間は、変動金利貸出金比率が上昇した銀行数が低下した銀行数より多かった。

主な掲載項目：1-3年・3-5・5-7・7年超・期間の定めのないもの・1年超合計（単位：％、ポイント）