2024年7月8日号

ニッキンレポート2024年7月8日号(毎週月曜日発行)

決算分析

地域銀の株価騰落率とPBR
(2024年6月末)

地域銀行の2024年上期株価は平均25.8%上昇
業界平均PBR0.44倍、トップは千葉銀行0.87倍

 2 0 2 4年上期の地域銀行7 3行・グループの株価騰落率とP B R ( 株価純資産倍率) などの株価指標を取引最終日( 2 4年6月28日)の終値ベースで調査した。東京証券取引所のプレミアム、スタンダード各市場および地方市場に上場する地域銀・グループのデータを一覧( 1 8~ 1 9頁) にした。

■ 地域銀株がT O P I X を6.9p 上回る全体の結果を見ると、地域銀7 3 行・グループの株価は2 4年1 ~ 6 月に平均2 5 . 8% 上昇。値上がりは7 1銘柄、値下がり2 銘柄と堅調だった。東証株価指数( T O P I X )とT O P I X 業種別株価指数銀行業( 銀行業指数)の2 4年上期のチャート( グラフ1 )を比較すると、2 月中旬以降は銀行業指数が常にT O P I X を上回って推移したことが確認できる。T O P I X の2 4年上期の騰落率は1 8 . 9% で、銀行業指数が6 . 9ポイント( p ) 上回った。S B I 証券の鮫島豊喜シニアアナリストによると、「地域銀行株は過去3 年にわたってT O P I X をオーバーパフォームしており、力強いトレンドが長期化している」という。

主な掲載項目:23年末終値、24年6月末終値、騰落率(%)、年初来高値、年初来安値、時価総額(億円)
PBR(倍)、23年末PBR 増減

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ROE 
(全国銀行 2024年3月期)
純利益ベース109行合計、前期比0.57p低下5.70%
首位は三井住友銀行、前期比1.39p上昇9.88%

主な掲載項目:ROE(当期純利益ベース)ROE(業務純益ベース)、当期純利益、業務純益、純資産 (単位:%、ポイント、百万円。)

経営情報

2024年夏のキャンペーン(2)
(大手行等・第二地銀 2024年6月調査)
りそな銀行、NISAスタートプランで最大4,500ポイント
第二地銀、きらやか銀行など13行が円定期の金利優遇
平均年間給与・年齢・勤続年数
(全国銀行 2024年3月末)
67行平均は19万7,000円増の747万2,000円
平均年間給与トップは三菱UFJ信託銀行の915万円
手数料新設・改定 (6~10月)
住宅ローン金利 (7月)

保険情報

『ヒトの輪』
 原点回帰
オフィス エイ・エイチ
代表 戸田博之氏
保険窓販情報 みずほ銀行、八十二銀行、豊田信金・フコクしんらい生命、T&Dフィナンシャル生命、
三井住友海上プライマリー生命

展望

日銀の国債買い入れ減額は引き締めにあらず ~政策金利水準では依然超緩和~

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