2024年6月10日号

ニッキンレポート2024年6月10日号(毎週月曜日発行)

決算分析

2024年3月期決算概況(3)
(第二地銀)

連結純利益、前期比増益は23行・社中12行・社
純利益首位はトモニホールディングスの140億円

<連結>
 連結ベース23行・社(傘下行が第二地銀のみの持ち株会社を記載。傘下行の連結決算は対象外)の2024年3月期における親会社株主に帰属する当期純利益(以下、純利益)は前年同期比2行・社減の12行・社で増益となった。
 純利益が多い上位3行・社は、140億円(前年同期比同1億円減、同▲1.1%)のトモニホールディングス、128億円(同31億円増、同32.9%増)の北洋銀行、108億円(同4億円増、同4.6%増)の京葉銀行。2023年3月期首位だった、あいちフィナンシャルグループは、計上した企業結合による負ののれん発生益(特別利益804億円)がはく落し、純利益82億円で5位となった。一方、じもとホールディングスは、2期連続で純損失(163億円増、234億円)を出し、23行・社で唯一、赤字決算となった。

主な掲載項目:
【単体決算】経常収益・経常利益・当期純利益・業務粗利益・資金利益・役務取引等利益・その他業務利益・コア業務純益(投信売却損益除く)・経費・与信関係費用(単位:百万円)
【連結決算】経常収益・経常利益・親会社株主に帰属する当期純利益・包括利益・総資産(単位:百万円)
【預金・貸出金・有価証券残高(単体)】預金残高・貸出金残高・有価証券残高・預貸率・預証率(単位:百万円)
【その他有価証券評価損益】連結(うち株式・うち債券)、単体(うち株式・うち債券)、うちその他(連結・単体)(単位:百万円)
【国債等債券関係損益・株式等関係損益の状況(単体)】
 国債等債券関係損益:うち売却益・うち償還益・うち売却損・うち償還損・うち償却(単位:百万円)
 株式等関係損益:うち売却益・うち売却損・うち償却(単位:百万円)

第二地銀の当期純利益(連結)上位10行・社
地域銀行の諸利回り・利ザヤ状況
(2024年3月期)
66行で有価証券利回り、57行で貸出金利回りが上昇
平均総資金利ザヤ、地銀0.248%、第二地銀0.251%
主な掲載項目:有価証券利回り・貸出金利回り(A)・資金運用利回り(C)・預金債券等原価(B)・経費率・資金調達原価(D)・預貸金利ザヤ(A-B)・総資金利ザヤ(C-D)(単位:%、ポイント)
住宅ローン金利 2024年6月
主な掲載項目:改定日、1・2・3・5・7・10・15・20・30・35年、キャップ付10年・全期間、フラット20・35・50(単位:%)

保険情報

生保窓販売れ筋商品(1)<終身保険>
(地域銀行等、大手信金 2023年度下期)
「おおきな、まごころ2」、一時払い最多1万9,798件販売
平準払いは「RISE」が地銀、第二地銀で首位に
主な掲載項目:
一時払い型の販売件数上位(1)・上位(2)
平準払い型の販売件数上位(1)・上位(2)
上記それぞれの商品名・引受保険会社・販売件数・収入保険料(単位:件数、百万円)
『ヒトの輪』
「新たな政策提言を積極的に発信」
3つのビジョン実現に向けた集大成の一年へ
日本少額短期保険協会 会長 花岡 裕之氏
保険窓販情報 しずおか焼津信用金庫・フコクしんらい生命、三井住友海上プライマリー生命、東京海上日動火災保険、アフラック生命

展望

強い経済復活で強い円を創る

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