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ニッキン抄 2019.9.20

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 先週末、見慣れない折込チラシが目に付いた。「緊急のお知らせ、今が売り時です」。毛筆で書かれたこんな文面に、価格高騰ぶりを示す右肩上がりのグラフも。近所の古物商が作った金の買い取り案内である▼投資家の不安心理を映すとされる「有事の金」。最近は米中の貿易摩擦が“追い風”となっており、8月には約40年ぶりの高値に。両国の対立は根深いほか、英国のEU離脱問題など地政学リスクの懸念材料は尽きない。買い取りチラシの出番、まだまだ続くか▼おなじ「金」という字は含まれていても、こちらは異次元の世界だ。上がるどころか、逆に下げ局面に入った金利。欧州ではマイナス金利の深掘り、量的緩和の再開を決めた。「金は嵐の晩に輝く」という言葉を裏付けた形だ▼とはいえ、金融政策が景気を押し上げる効果には限界があるとの認識が広がっているのも事実。もはや金のように“ラスト・リゾート”(最後のよりどころ)ではなくなりつつある。2019.9.20


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