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ニッキン抄 2019.11.29

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 日本最古の信金・島田掛川信用金庫本部に「積小為大」の書が大切に保管されている。40年前、旧掛川信金100周年の際、小原鐵五郎・城南信用金庫会長(当時)により揮毫(きごう)された▼その言葉は、前身の信用組合時代から受け継ぐ報徳思想の要であり、小さな努力を積み重ねる大切さを説く。小原翁がどんな思いを込めたかは想像するしかないが、幅広い分野に通じる。名人や一流と呼ばれる人ほど、コツコツ積み重ねたエピソードは多い▼本紙7月12日号で紹介された肥後銀行県庁支店の橋本智恵美さんは、いい例だろう。毎日30件の電話面談にこだわり、11年かけ100億円を超える住宅ローンを実行したという。頭が下がる▼こちらは困った積み重ねである。横領・着服が繰り返され、驚くような金額に膨れあがった事件が目立つ。小さなミスが重なり、大きなミスになることもある。「小事は大事」。気を引き締めたい。来週から師走。慌ただしさが増す。2019.11.29


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