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ニッキン抄 2026.9.4

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 お天気キャスターの森田正光さんが、20年ほど前の著書「理不尽な気象」で集中豪雨についてこう述べている。「大雨どきの状況は、あれよあれよという間に変わってしまうので、わずか数分の差が明暗を分ける」▼千葉県や北陸地方を襲った豪雨の惨状を見るにつけ、その警告に込められた重みが改めて胸に迫る。大雨はこれまでも甚大な被害をもたらし、尊い命を奪ってきた▼気象庁によれば、線状降水帯による大雨の正確な予測は今なお難しいが、発生可能性の情報は半日前から発信されるようになっている。受け手の私たちの意識はどうだろう。災害報道で繰り返される「命を最優先に行動を」の呼びかけを、人ごととしていないか▼森田さんは、尋常ではない雨の降り方が続くときは「早めに避難する心構えが必要」と説く。その心構えが「数分」の差を生む。空振りでもいい。いざという時にためらうことなく逃げる勇気を持ちたい。2026.9.4


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