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ニッキン抄 2018.7.20

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 都内のとある閑静な住宅地。その一画に設けられた農園で先週末、食べ頃となったキュウリにナス、ミニトマトなどの収穫を楽しむ家族らの姿を見かけた。休日に野菜づくりを楽しむ「シェア畑」の利用者だ▼6平方メートルほどの小区画ながら、自分専用の菜園を借りられる。初心者でも気軽に作付けできるとあって、東京近郊などで1万5千人以上に利用が広がると聞く。シェアリング時代の一端を垣間見た▼こちらの“共有”は過疎地で効果を発揮するだろう。日本郵便とJR東日本が、郵便局と駅を一体化する。無人駅で郵便局員が切符の販売などを手掛けるという。人口減少が進む地方でインフラ機能を保つために出した解である▼金融機関の店舗にも統廃合の波が押し寄せつつある。駅近などの好立地を生かし、待機児童や企業の人手不足など社会的課題の解決につなげるシェアの方法もあろう。余剰スペースを地域で有効に分け合う仕組みづくりに期待したい。2018.7.20


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