2018年6月8日号17面 【地域にスポット】東北地区地銀、相次ぐ寄付型私募債
取引先の社会貢献支援、基準緩和や業績評価も
【仙台】東北地区の地方銀行で寄付型私募債の受託が相次いでいる。起債企業から受け取る手数料の一部を活用して教育施設などに必需品を寄贈する商品性が社会貢献を望む経営者の心をつかみ、銀行にとっても役務収益の増強につながるからだ。各行は適債基準を緩和したり、業績評価の対象にするほか、寄付型以外の新型私募債を投入するなど新たな動きもみせる。
「CSR私募債などで手数料収入を……
【写真】寄贈された電気自動車用の整備機具に喜ぶ秋田技術専門校の生徒たち。秋田銀行を通じて寄付型私募債を発行した羽後日産モーターの善意によるものだ(2017年10月、秋田市)
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