2024年9月27日号10面 実像 大手生保、脱「銀行窓販頼み」へ、転機迎える外貨建て保険
国内銀行の窓口販売で好調な売れ行きを続けてきた外貨建て一時払い保険が、転機を迎えつつある。従来は高止まりする米国の金利水準が商品の魅力を支えてきたが、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策が利下げ局面に転じたためだ。金融庁が金融機関の販売姿勢を厳しく監視するスタンスを強めていることも、今後の預かり資産営業に影響を与えそうだ。販売会社に保険商品を提供している生命保険会社は、この局面をどう乗り越えようとしているのか。銀行窓販チャネルに依存した収益構造からの脱却を目指す大手生保の動きを探った。
■生保は販売急増を懸念?
「あまりよくないことに、(一時払いの)貯蓄性保険の販売が増えすぎている」「(銀行窓販領域が)少しうまくいきすぎた決算と考えている」――。いずれも…
【写真】外貨保険は銀行窓販の主力商品だ
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