2025年2月28日号1面 金融庁、融資規律 緩みに警鐘、粉飾事案の増加懸念

金融庁は、大手銀行や地方銀行の融資先で相次ぐ粉飾事案を受け、融資規律の緩みに警鐘を鳴らす。「融資後の資金使途の確認」や「実権者との面談」など基本動作を怠ったと考えられる事例が確認されたため。足元では、粉飾決算の発覚により倒産する企業の数が増加傾向にある。突然の倒産は、金融機関の財務にも多大な影響を及ぼすことから、与信管理の徹底を改めて求めていく。
同庁は2月、大手行や地銀との意見交換会で、粉飾決算への対応について…
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