2021年7月23日号11面 特集 【地域にスポット】首都圏信金・信組の貸金庫戦略
稼働率低下も収益化模索、銀行店舗撤退で受け皿に
首都圏ではメガバンクや地方銀行の店舗網見直しが進み、貸金庫の需要が信用金庫・信用組合に流れ込んでいる。収益に直結させるため契約料を上げる動きもみられる。半面、近年は稼働率の低下に頭を悩ますところが多く、主なターゲットだった富裕層から一般客に推進対象を広げる先も出ている。本紙では1都3県の信金・信組(職域・業域を除く)に貸金庫の動向に関するアンケートを実施。依頼した60先のうち回答のあった54先の現状をみた。
■高齢化が利用低迷要因
回答先の多くで貸金庫の稼働率が低迷している(グラフ)。複数の金融機関は…
【写真】全自動貸金庫を利用する東京シティ信金の取引先経営者(6月17日、東京シティ信金秋葉原支店)
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