2025年11月14日号1面 銀行界、加速する共同化議論、中長期で経営基盤強く

銀行界は、中長期的な経営基盤の強化に向け、事務作業やシステムの共同化に関する議論を加速させている。全国銀行協会は会員行に対して共同化についての意見照会を実施し、ニーズの把握に動く。11月7日には、地域銀行10行による広域連携の枠組み「TSUBASAアライアンス」がバックオフィス業務共同化の検討を始めることを明らかにした。金融庁も人口減少を踏まえ、共同化を促す動きを強めている。
全銀協は10月、一部地方銀行などに、相続関連業務やサイバーセキュリティー対策、捜査機関による顧客情報の照会など広範なテーマで、共同運営のニーズの有無を調査した。
こうした動きを…
【写真】中間決算の会見で共同事務センター構想の意義を語る千葉銀行の米本努頭取(11月7日、千葉銀行本店)
ニッキンのお申し込み
ご購読のお申し込みは、インターネット・FAXで受付けしております。
申込用紙をFAX(03-3237-8124)またはお近くのニッキン支社・局までお送りください。


