2021年7月30日号18面 金融界、2020年労基署調査、労働法令違反の増加続く

改正法対応で指摘相次ぐ
金融界で、労働基準法や労働安全衛生法などに基づく法令違反を指摘される割合が増加している。厚生労働省労働基準局が集計した2020年1~12月の全国の監督業務実施状況によると、定期監督などで調査をした金融業(銀行や証券・保険会社など)の事業場568先のうち、43.3%にあたる246先が違反。19年に比べて2.2ポイント増えた。残業代の未払いの指摘が最も多いほか、労働条件の明示や就業規則の記載不備の指摘が増加している。
全国労基署による定期監督は、労働災害の発生や従業員からの情報提供などをもとに…
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