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2023年6月9日号4面 植田日銀・発足2カ月 「黒田緩和」踏襲、慎重な船出 よぎる米欧の“初動遅れ”

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初出勤日に会見する植田総裁、4月10日

 日本銀行の植田和男総裁が4月9日に就任して2カ月が経つ。黒田東彦前総裁から引き継ぐイールドカーブ・コントロール(YCC)の修正・撤廃といった「植田カラー」の早期打ち出しを予想する金融関係者は少なくなかったが、大規模緩和の継続を繰り返し訴える慎重な船出に。海外経済や国内物価の動向を丹念に見極める姿勢を前面に出し、市場では現行政策を当面、維持するとの見方が強まる。一方、米欧中央銀行が陥ったインフレ対応の「初動遅れ」リスクも意識されつつある。
 「黒田日銀とほとんど変わらないのが現状」――。複数の市場関係者は口をそろえる。金融界では当初…

【写真】初出勤日に会見する植田総裁、4月10日


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