2022年5月20日号2面 実像 スタートアップ支援の現状(上)地域銀行、起業家育成に本腰

先端技術で取引先を支援
「戦後に次ぐ第2創業期を実現するため、2022年を『スタートアップ創出元年』とする」。岸田文雄首相が1月の年頭記者会見で発した言葉に、スタートアップ(SU)業界が色めき立った。政府は6月までに「スタートアップ5カ年計画」を策定する予定だ。近年は金融界でもベンチャーキャピタル(VC)投資やオープンイノベーション促進などの動きが広がっており、政府による支援強化に伴ってさらなる加速が予想される。2回シリーズの初回は地域銀行の取り組みにスポットを当てる。
■市場、10年で10倍
国内SUの資金調達は好調に推移している。ユーザベース(東京都)が運営するSU情報プラットフォーム「INITIAL(イニシャル)」の調査(図表1)によると…
【写真】各賞が記されたパネルを掲げるコンテストに参加した起業家(5月12日・アゴラ静岡会議室)
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