2022年5月20日号11面 大手行5グループ、2022年3月期決算、経済回復で純利益30%増

顧客部門寄与・債券運用に課題
大手行5グループ(G)の2022年3月期決算は、5社合計の当期純利益が前年同期比30.5%増の2兆6467億円だった。コロナ禍で抑えられていた経済活動の回復により顧客部門の収益などが好調で、本業のもうけを示す実質業務純益は3.3%増の3兆7708億円となった。一方で、米国などの金利上昇により外国債券の含み損が拡大するのに加えて株式市場もボラティリティが大きい状況が続き、各社とも市場運用部門については難しいかじ取りを迫られている。
最終増益だったのは4社。三菱UFJフィナンシャル・グループ(FG)は、与信関係費用の改善…
【写真】決算発表に臨む大手行5グループのトップ。(左から)みずほFGの木原正裕社長、三菱UFJFGの亀澤宏規社長、三井住友FGの太田純社長、りそなHDの南昌宏社長、三井住友THDの高倉透社長(5月12~16日、都内)
ニッキンのお申し込み
ご購読のお申し込みは、インターネット・FAXで受付けしております。
申込用紙をFAX(03-3237-8124)またはお近くのニッキン支社・局までお送りください。