2024年1月26日号8面 特集 宮崎・鹿児島県内金融機関、焼酎メーカーの成長後押し

【鹿児島】焼酎の出荷量・消費量ともに、全国トップクラスの宮崎県と鹿児島県。だが、原材料高や若年層の酒離れ、コロナ禍を経ても戻りの弱い消費――などを背景に、酒造会社は事業の強化・再構築が改めて求められている。両県の金融機関は、焼酎蔵との深いリレーションシップを軸に、ファイナンスを含むさまざまな支援を展開している。いずれも、取引先に寄り添い、事業の安定的な成長を願う姿勢が印象的だ。「焼酎王国」を地盤とする各行の支援事例を取材した。
■南日本銀行、ウイスキー参入支援
南日本銀行は、小正醸造(鹿児島県日置市)に対し、新規事業への参入を後押しするなど、多面的な伴走支援をしている。
新事業支援は2016年の秋…
【写真】蒸留器の説明を受ける田之上健・南日本銀行卸本町支店長(中央、2023年12月5日、嘉之助蒸溜所)
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